エンジニアにとって合理的に命名するという作業は非常に重要です。
我々の業務ではさまざまなデータを取り扱い、そのデータに名前をつけるという作業が頻繁に発生します。プログラミングにおいて扱う変数やクラス、関数の名前などを扱いやすくするために何らかの命名規則を設けることは、多くの制作会社で実践されていることだと思います。
ですが、エンジニアではない人でも命名規則を考えるのは大切だと考えます。誰かがそのデータを取り扱う際に、取り扱いやすくなるようなルールを考えるという癖をつけておきたいものです。
弊社はチャットツールとしてSlackを活用していますが、チャンネル名に一定の統一ルールを設けています。
それは、チャンネル名にプレフィックスを使うこと。
プレフィックス = 接頭辞
「プレフィックス」を日本語でいうと「接頭辞」
“lucky” = 「幸せな」という英単語に “un” という接頭辞がつくと、”unlucky” = 「不幸な」という意味が変わりますね。
言葉の前に何か意味のつく言葉のパーツを配置すると意味が追加されるものを、広く「接頭辞」と呼ぶわけです。
弊社のSlackチャンネル名のプレフィックス
“proj_案件名”
“times_個人名”
という2種類のプレフィックスを現在使っています。
“proj_”は、現在制作中の案件の話題を取り扱う際に、その案件の名前の前につけます。
例えばA社のウェブサイトの案件についての話題を扱うチャンネルであれば、”proj_A社”
“times_”は、個人的なつぶやきを垂れ流すときに、つぶやき主の名前の前につけます。
例えば田中さんという方が社員にいた場合、”times_田中”
“times_田中”では、田中さんの個人的なつぶやきOKで、仕事の悩み・試行錯誤の過程の吐き出し・社員に向けての個人的な宣伝やアナウンスなどなど、仕事の円滑化につながる雑談をやりやすくする空気感を作ります。
プレフィックス名のメリット
自動的に整列される
slackのチャンネル名は自動的に
数字順→アルファベット順→あいうえお順
となるようになっています。
利用目的別に自動的に整列されるので、見やすくなります。
話題ごとにどこで発言すべきか明確になる
従来、お客さんの案件を扱うslackチャンネルを1つだけ用意していましたが、
当然複数のお客さん案件を扱うことが増えてくると、1つのチャンネルの話題が散らかってきてしまいます。
A社はproj_A社で、B社はproj_B社で、
という区分は誰でも分かりやすく、話題が散らかることも随分と減ります。
合理的な命名規則をどこでも意識する
slackのチャンネル名に限らず、
またエンジニアの業務に限らず、
合理的に仕事しやすく命名するということで、仕事の効率が何倍にもなる可能性があります。
命名規則が曖昧なものを弊社のスタッフ自身、常日頃見直していくようにこれからも心がけていきます。