このたび、京都における外国人の起業活動促進を目的とした、公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)による、スタートアップビザ事業および起業創出コミュニティ『STC3』のWebサイトを制作しました。
「STC3」では、これまでのスタートアップ支援の知見と、実際の企業やプロジェクトと連携したカリキュラムによって、「学ぶ」だけでなく「挑戦できる」場を提供しています。
そんなSTC3の理念や空気感がWebサイトを通して伝わるよう、構成や外国の方に伝わる英語選び、細部のビジュアルにこだわり、制作しました。

名前のない”肩書き”に、光をあてる。
たとえば、これから起業したい人。
あるいは、まだ起業という言葉にピンときていないけれど、「何かをつくってみたい」と思っている人。
そんな人たちが、漠然とした好奇心や衝動を持ってこの場所に集まり、仲間とともに試行錯誤しながら、自分の輪郭を形作っていく。
その過程を、STC3は全力で応援していきます。
そういった「始まりのエネルギー」が感じられ、京都の場所でしか生まれない出会いや学びの可能性が伝わるよう、語りかけるようなコピーやあたたかみのあるビジュアル設計を心がけています。
未来をつくる人たちの”今”を支える場
STC3には、プロの講師や現役のスタートアップ起業家など、多彩なサポーターが集まっています。
Webサイト内では、これまでに関わってきたプロジェクトの事例や、受講生のインタビュー、実際のカリキュラムなども今後展開されていく予定です。
また、どんな人が参加しているのか、どんな雰囲気の場所なのかがイメージできるように、写真やレイアウトもリアルな「場の空気感」を大切にしながらデザインしました。サイト全体は英語ベースで構成し、フォント選びにもこだわっています。
また、スタートアップやデザインの現場で活躍するプロフェッショナルによる講義や、実際の企業と連携したプロジェクトなど、リアルな体験の場が豊富に用意されています。
デザインの先にある、「出会い」をつくる
Webサイトはあくまで入り口です。
このサイトを見て、「ちょっと面白そう」「自分も何かできるかも」と思ってもらえること。そして、実際にSTC3という場所を訪れ、仲間と出会い、新しい一歩を踏み出すこと。
そのきっかけとなるような、そんなWebサイトになればと思いながら、ひとつひとつ丁寧に制作しました。
京都という場所で、そしてSTC3という場において、未来をつくる人たちに、そっと寄り添えるようなデザインであることを願っています。